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Project story プロジェクトストーリー

Story 02

経営戦略にまで入り込み、
障がい者採用を社会に根付かせる。

Profile望月 裕奈 所属:リクルーティングアドバイザー トゥモローブライトに中途入社。祖母が難病を患い、障がい者手帳を持っていたことから社会福祉に興味を持つ。「障がい者の方に貢献したい」と想い、トゥモローブライトに入社。サッカー観戦が趣味。

Project Outline

近ごろ、障がいに対する理解が進んでいるのは確かだ。企業の多くが、企業価値の向上や、多様性ある組織づくりの一環として、障がい者採用に目を向けるようになってきている。しかし、その一方で、「障がい者雇用を進めたいが、採用できず困っている」という企業が多く存在するのも事実。「担当させていただく各企業様に障がいについて正しく理解していただき、差別のない社会をつくっていきたい」。難病を患う祖母を家族に持ち、障がいを身近に感じてきた望月は、偏見のないフラットな社会を築くために、立ち上がった。

  • 障がいに対する固定概念。 それが障がい者採用の壁となっていた。

    「障がい者は、どうしても弱者として捉えられてしまいます。実は、私たち以上に活躍している方がたくさんいるのに…」。今まで多くの障がい者の方と接してきた望月は、自分が肌で感じてきた障がいに対する感覚と、企業の考える障がいに対する考えに大きなギャップがあることに悩んでいた。障害者雇用促進法の改正により、障がい者の方と共に働くことに対する意識は高まりつつあるが、障がい者は弱者という固定概念は、まだまだぬぐい切れていない。そんな状況の中、ある企業から、これから障がい者を積極的に採用したい。ぜひ手を貸してほしいと、依頼が舞い込んだ。

  • ギャップを埋めるため、 経営戦略にまで入り込む。

    「障がい者を積極的に採用していきたいが、なかなか上手くいかない」。障がい者採用を行うとき、最初につまずきやすい課題だ。そうとなれば、原因の究明が必要。望月は、徹底したヒアリングを行うために、代表取締役社長や、役員と直接顔を合わせ、ヒアリングを実行した。感じたのは、やはり障がい者に対するギャップだった。望月は障がい者の方も高い能力を持っていることを丁寧に伝えた。そして、会社全体の業績を踏まえた上で、どのポジションで障がい者の方を採用すべきなのかを一緒に考え、経営戦略の一つとして障がい者採用を提案。人材の紹介を通じて、経営を加速させるという今までにない試みに取り組んだ。

  • 強い信念があれば、 固定概念を壊せる。

    提案は見事に成功し、製造業で分析・解析をされていた方が、管理系のポジションでご入社。すぐに退職することなく、今も業績に貢献している。「働く人の人生に貢献できているとダイレクトに感じられるのはもちろん、紹介先となる企業の経営戦略や、目指している将来像にまで入り込めたときは、大きな達成感を感じます」と、望月は胸を張る。強い信念があれば、障がいに対する固定概念に変化を与えることができるのだ。

  • 型にはまらない提案で、 社会に変化を与える。

    このプロジェクトは、はじめの一歩に過ぎない。「もっと障がい者の方がバリバリ活躍できる社会にするために、1社でも多くの企業に障がいの真の姿を理解していただき、人材紹介を通じて差別のない社会づくりに貢献していきたいです」そう言って、望月は目を輝かせた。「障がいがあるから、利益に貢献できない。そんな障がいに対する偏見をなくし、型にはまらない提案で社会を変えていきたい」そう続ける望月。小さな一歩一歩の積み重ねこそが、誰もが目指したい方向へ走っていけるフラットな社会の実現に繋がっている。そう強く信じているから、彼女はその歩みを止めることなく、今もなお前進し続けている。